2020年5月11日
“アフターコロナ”と称して、コロナ収束後の新しい世界を論じるのは自由ですが、残念ながら空虚です。また、コロナ商法とばかりに、アフターコロナ?を無理矢理煽って商売に結びつけようとの意図(便乗商法)が痛々しいです。(特に人材ビジネスや情報システム業界界隈) 実際は、アフターコロナ?でも、それほど世の中大きくは変わりません。変わりたい企業や組織はとっくに変わっているのが現実です。コロナを契機に経営や組織変革を試みる気持ちはわからなくもないですが、動機形成に外部環境変化を利用する企業の組織変革はあまり成功しません。(過去のケースからも明らか) 多くの経営者は、自らの意思決定に間違いや失敗を恐れ、事前に言い訳(Excuse)を用意してしまいがちです。これはよろしくない傾向です。 昨今多くの企業が導入実施(検討)しているテレワーク。しかしこれはツールに過ぎません。これまでのビジネスを補完する便利なツールが追加されただけです。用途に応じて必要な組織や人間が活用するだけです。 テレワークは、当然リアルな職場やコミュニケーションを補完するだけであり、リアルな職場やコミュニケーションは依然最重要です。 昨今流行?のZoom飲み会?にしても同様です。 あくまで補完ツールなのです。 この点を勘違いした経営や組織マネジメントは大変危険です。 企業経営や組織マネジメントの王道(根幹)は意外と普遍であり、経営者が自分の頭で考えない限り解は見つからない世界です。
経営統括本部長・組織人事コンサルティング部長
1996年早稲田大学卒 2016年東京都立大学大学院 社会科学研究科博士前期課程修了〈経営学修士(MBA)〉 1996年新卒にて、大手旅行会社エイチ・アイ・エス(H.I.S)入社、人事部に配属される。 その後、伊藤忠商事グループ企業、講談社グループ企業、外資系企業等において20年間以上に亘り、人事及びコンサルティング業務に従事する。 現在、株式会社グローブハート経営統括本部長、組織・人事コンサルティング部長、グループ支援部長 ■日本人材マネジメント協会(JSHRM)執行役員 ■2級キャリアコンサルティング技能士 ■産業カウンセラー ■大学キャリアコンサルタント ■東京都立大学大学院(経営学修士MBA)