2024年3月15日
社長の思いや経営方針、ビジョンのようなものを社内に浸透させようとする企業は多いです。更に昨今は、トップ層のみが知る経営情報を積極的に開示して経営の透明性を高めようとする企業も増えています。社員のエンゲイジメントを高めることが狙いです。 某調査機関の調べ(2023年)では、「透明性の高い会社は、包み隠さず情報を開示し、社員も常時アクセスできる環境を整備している。情報開示について、質問したり、回答を得たりする機会の提供は、社員のエンゲイジメントに影響する。」という結果が出ています。 エンゲイジメントに関する指数を維持または上昇させた企業は、「経営・管理職層が重要事項や変化を時機を逸せず伝えている」という特徴があります。しっかりとした情報開示がないと社員が安心して働けないという意味です。 暗黙の了解や忖度という日本特有の文化から一歩踏み出し、情報開示や双方向(インタラクティブ)な意思疎通の手間を厭わない姿勢が社員のエンゲイジメントを高めます。
経営統括本部長・組織人事コンサルティング部長
1996年早稲田大学卒 2016年東京都立大学大学院 社会科学研究科博士前期課程修了〈経営学修士(MBA)〉 1996年新卒にて、大手旅行会社エイチ・アイ・エス(H.I.S)入社、人事部に配属される。 その後、伊藤忠商事グループ企業、講談社グループ企業、外資系企業等において20年間以上に亘り、人事及びコンサルティング業務に従事する。 現在、株式会社グローブハート経営統括本部長、組織・人事コンサルティング部長、グループ支援部長 ■日本人材マネジメント協会(JSHRM)執行役員 ■2級キャリアコンサルティング技能士 ■産業カウンセラー ■大学キャリアコンサルタント ■東京都立大学大学院(経営学修士MBA)